2025.08.16

未経験から目指す!ヘッドスパ資格の種類・費用・選び方を徹底解説

「ヘッドスパの資格を取りたいけれど、どんな種類があるのか、自分に合うものはどれなのか分からない」といったお悩みを抱えていませんか。向いている資格は、施術方法や対象顧客、将来の働き方によって異なります。

本記事では、ドライ・ウェットそれぞれの特徴や代表的な資格、未経験からの取得ステップやスクールの費用・期間まで解説します。あなたの目的に合った資格取得のための参考にしてください。

種類別に分かる!おすすめのヘッドスパ資格

ヘッドスパは大きく分けて、ドライヘッドスパとウェットヘッドスパという2つの施術スタイルに分かれます。どちらも頭皮環境の改善やリラクゼーションを目的としますが、その施術方法や効果、導入される場面は異なります。ここではまず、それぞれの特徴をしっかり押さえましょう。

ドライヘッドスパとウェットヘッドスパの違い

ドライヘッドスパとウェットヘッドスパの最大の違いは、施術に水やオイルを使用するかどうかです。下記で詳しく見ていきましょう。

ドライヘッドスパ

ドライヘッドスパは水やオイルを使わないため、施術後に髪を乾かす手間がありません。パソコンやスマホの使用によって凝り固まった筋肉を緩め、血流やリンパの流れを促進します。

ドライヘッドスパは美容師免許が不要な講座が多く、未経験からでも比較的短期間で習得可能です。必要な設備が少ないため、サロン開業や自宅施術、副業での提供もしやすいというメリットがあります。

ウェットヘッドスパ

ウェットヘッドスパは、髪と頭皮のケアを一度に行うことが可能です。シャンプー台でお湯や薬剤を使い、毛穴の奥に詰まった皮脂や汚れを洗浄しながら、髪にはトリートメント成分を浸透させます。

資格取得を目指す場合、美容師免許の保持が前提になります。薬剤や頭皮環境に関する専門知識が必要となるため、理論と実技の両方の学習が必要です。導入には設備投資が必要ですが、その分リピート率の高い高単価メニューとして提供できます。

主なヘッドスパ資格5選と特徴

ヘッドスパ関連の資格には多くの種類がありますが、ここでは知名度が高く、サロン現場や独立開業の実績があるものを5つ取り上げます。

ヘッドマイスター認定講座

ヘッドマイスター認定講座は、ドライヘッドスパ協会が主催する7日間の集中型養成講座です。医師監修のもと脳疲労改善効果が期待される21種類の手技を学び、頭部の構造や神経・血管、触診による頭皮診断などの理論も習得します。講師陣は「悟空のきもち」創業メンバーや著名セラピストなど第一線で活躍する技術者で、少人数制による徹底した実践指導が行われます。東京・大阪・沖縄の校舎では無料宿泊施設も用意され、全国から通いやすい環境が整っています。卒業後は毎月1回の無料補講や再試験制度など充実したアフターフォローがあり、スキル向上や独立開業、副業にも活かせます

実際に講座を受けた方の感想は下記を参考にしてみてください。

https://note.com/wellbeingz/n/n07a710b77348

https://ameblo.jp/obitsu01/entry-12770328165.html

一般社団法人ドライヘッドスパ協会のヘッドマイスター認定講座を詳しく見てみる

ヘッドセラピスト検定

ヘッドセラピスト検定は、一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会が認定する資格で、協会認定校で所定の講座を修了した後に受験することができます。まず2級はヘッドスパアドバイザーを目指す基礎レベルの資格で、筆記試験のみ。1級にはドライヘッドセラピストまたはクリームバスセラピストの技術が問われ、実技とレポート提出による評価となります。さらに上位の資格として、認定講師資格があり、指導者としてスクール開講や講師活動を志す方向けに筆記試験・実技試験を含む形で評価されます。

特別勉強会の感想は下記から確認できます。サロン経営されている方からの感想も多く寄せられています。

https://peraichi.com/landing_pages/view/schoolkansou

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会の講座を確認する

広瀬式ドライヘッドスパニスト養成講座

広瀬式ドライヘッドスパニスト養成講座は、オンラインで学べる柔軟性の高いカリキュラムが特長です。まず受講開始後に担当講師とのオリエンテーションを実施し、受講計画書を作成します。これに沿って理論編と実技編の動画を自宅で視聴し、解剖生理学やトリートメント理論、施術理論など基本から応用まで体系的に学びます。その後、全国6都市に設けられた教室で直接指導を受け、一定期間内に30症例のケーススタディをまとめ、実技試験に合格することで資格認定が得られます。

講習会の様子や受講生の声は主宰の広瀬恵子氏のInstagramから見ることができます。

https://www.instagram.com/stories/highlights/17987400838713656

広瀬式ドライヘッドスパニスト養成講座の詳細を見てみる

ヘッドスパ検定

ヘッドスパ検定は、理美容専門学校生から理美容師まで幅広く対象とする技能と理論の習得を目的とした認定資格です。3級は専門学校生を対象に、ヘッドスパの必要性や基本的なマッサージ技術と理論を学びます。2級は国家資格を持つ理容師・美容師を対象に理論とスタンディング(セットチェア・シャンプーチェア)で行う即戦力の技術を習得する内容です。2級取得者かつ認定スパリスト会員であれば1級に進むことができます。さらに、検定合格者を対象に、2級および1級の技術指導者を育成する認定講師制度や学科講師制度、両方を兼ね備えたアカデミー認定講師など、多様な資格制度が用意されており、自身が技術者として活躍するだけでなく指導者の道も拓かれています。

合格者の声がSNSで多く見つかりました。

一般社団法人日本ヘッドスパ協会のヘッドスパ検定を見てみる

JADP認定ヘッドリンパケアセラピスト

一般財団法人日本能力開発推進協会のJADP認定ヘッドリンパケアセラピスト資格は、ヘッドスパの専門知識と技術を備えたプロセラピストであることを示すもので、ヘッドリンパトリートメントのスキルとアロマオイルの効能に関する知識を体系的に習得できます。身体の構造やトリートメント理論の理解に加え、サロンでの対応や開業ノウハウまで含まれており、美容・癒し業界だけでなく医療・福祉分野の方にも役立ちます。試験は在宅で受けることができ、在宅受験ならではの柔軟さがあり、テキストを参照しながらでも挑戦可能です。

口コミは確認できませんでしたが、医療・福祉関係の仕事にプラスαの技術としても推奨されているので、活用幅が広いことが分かります。

JADP認定ヘッドリンパケアセラピストの公式サイトを見てみる

未経験から経験者までの資格取得の流れと選び方

ヘッドスパの資格取得は、経験の有無を問わず誰でも挑戦できる分野ですが、習得のスピードや学習の進め方は、未経験者と経験者で異なります。ここでは、ゼロから学び始める人が資格を取得するまでの流れ、そしてそれぞれに合った講座の選び方を解説します。

未経験から資格取得までのステップ

未経験からヘッドスパ資格を取得する場合、最初は理論の習得が必要です。頭皮や毛髪の構造、血行やリンパの流れ、筋肉や神経の位置関係を理解することで、施術の効果を高められます。次に、基本的な手技を学びます。この段階では、指先や手のひらを使った圧のかけ方やリズム、手の移動の滑らかさなどを練習します。

ある程度技術を取得できたら、家族や友人などをモデルにして実践練習をすることをおすすめします。実際に施術を行うと、手順の流れや時間配分、お客様の体勢に合わせた姿勢など、教科書だけでは学べない細かな配慮を体得できます。最終的に資格試験を受ける段階では、筆記と実技の両方が評価される場合が多いため、理論と技術をバランスよく磨くことが必要です。

初心者でも学びやすい資格の選び方

初心者にとって重要なのは、理解しやすい教材と充実したサポート体制があるかどうかです。オンラインや通信講座の場合は、実技を動画で何度でも見返せるカリキュラムや、講師による添削指導が受けられる環境が理想的です。

また、資格取得後の活用方法を事前に考えておくと選びやすくなります。副業として自宅で施術するのか、サロン勤務を目指すのか、独立開業を視野に入れるのかによって、必要な技術や学ぶべき施術スタイルは変わります。自宅サロンや出張施術を考えているならドライヘッドスパ系の資格が向いていますし、美容院での勤務を想定しているならウェットヘッドスパや毛髪科学を含む講座が向いています。

美容師免許を活用する場合

すでに美容師免許を持っている人は、資格を活用できる講座を選ぶことで、他の施術者との差別化が可能です。ウェットヘッドスパとカットやカラーを組み合わせることで、顧客の満足度と単価を高められます。

ヘッドスパ検定のように美容師向け講座の中には、すでに持っている技術をベースに、より専門的なヘッドスパの手技を習得できる内容もあります。単なるリラクゼーションだけでなく、髪と頭皮の健康を改善する結果重視の施術を提供できるようになると、お客様からの信頼もより一層厚くなるはずです。

資格取得にかかる費用と期間

ヘッドスパの資格取得にかかる費用と期間は、選ぶ講座の形式やカリキュラムの内容、受講者の目的によって変わります。ここでは、通学スクールと通信講座それぞれの目安と特徴、そして費用を抑える方法について解説します。

通学スクールの費用・期間の目安

通学型のスクールは、講師から直接指導を受けながら学べるため、短期間で効率的にスキルを習得できるのが魅力です。短期集中型は費用が1日講習で5万円前後のものから、ヘッドマイスター認定講座のように7日間で約35万円のものもあります。反復練習の時間は限られるため、自宅での復習が欠かせません。

一方、2〜3か月程度の長期カリキュラムでは、基本から応用まで段階的に学び、反復練習を重ねながら技術を定着させます。この場合の費用は10万円から30万円程度が一般的です。

通信講座の費用・期間の目安

通信講座は、自宅で自分のペースで学べる柔軟性が魅力です。学習期間は1か月から半年程度まで幅広く、費用は3万円から15万円程度と通学に比べて低めに設定されています。教材はテキストや動画が中心で、スマホやパソコンから繰り返し視聴できるため、忙しい人や地方在住の人にも適しています。

費用を抑える方法

資格取得にかかる費用を抑えるには、いくつかの方法があります。まず、スクールや講座が行っている期間限定のキャンペーンや早期申込割引を活用することです。多くの講座では新規開講時や季節の節目に割引を実施しています。中古教材や過去問題集を利用する方法も有効です。実技の習得には新品の教材が望ましい場合もありますが、理論学習用のテキストや問題集は中古でも十分に役立ちます。また、受講後のアフターフォローが充実している講座を選べば、追加費用をかけずに技術を磨ける点も費用面でのメリットになります。

学習方法とスクール選びのポイント

ヘッドスパの資格取得を成功させるためには、自分に合った学習方法を選び、信頼できるスクールで学ぶことが重要です。学習方法には大きく分けて通信講座と通学スクールがあり、それぞれに利点と注意点があります。

通信講座と通学スクールの違い

通信講座は、仕事や家事と両立しやすく、地方在住者でも移動時間や交通費を気にせず受講できます。テキストや動画教材を活用し、何度も繰り返し視聴しながら技術や理論を身につけられるため、基礎学習には適しています。ただし、実技の感覚を独学で習得するのは難しく、間違った姿勢や圧のかけ方をそのまま覚えてしまうリスクがあります。

通信と通学のどちらが適しているかは、ライフスタイルや目的によって異なります。副業や趣味で始めたい場合は通信講座でも十分ですが、短期間で高精度な技術を身につけたい場合や就職・開業を目指す場合は、通学スクールが向いています。

スクール選びで見るべきポイント

スクールを選ぶ際に重要なのは、講師の経験と実績です。現場経験が豊富で、最新の技術やトレンドを取り入れている講師から学ぶことで、現実的で実践的なスキルが身につきます。講師の経歴や施術歴、資格の有無は事前に確認しましょう。

また、カリキュラムの内容が自分の目的に合っているかどうかも大切です。卒業生の進路や就職・開業の実績を確認することで、そのスクールが本当に結果を出せる環境であるかを見極められます。

資格取得後の活用事例

ヘッドスパの資格を取得した後は、そのスキルをどのように活用するかによって収入や働き方が変わります。活かし方次第で、本業としても副業としても安定した収入源を作ることができます。ここでは、代表的な3つの活用方法について具体的に解説します。

フルタイム勤務で活用する場合

資格を活かしてヘッドスパ専門サロンや美容院にフルタイムで勤務する方法は、安定的な収入と技術向上に向いています。勤務することで、最新の施術技術や流行を常に学べる環境に身を置けます。都市部の店舗では競争が激しいため、施術力だけでなく接客や提案力も磨かれ、総合的なスキルアップが可能です。長期的に働くことで管理職や店舗マネージャーへの昇進も目指せるため、キャリア構築にも有利になります。

独立を考えているが、まずは就職して技術や安定的な収入を得たい方や、柔軟な働き方で実績を積みたい方などは、fl Notis(フルノーティス)のような独立実績があり、柔軟なシフトで働いた分だけ報酬に反映される店舗がおすすめです。ドライヘッドスパ専門店なので、美容師資格は不要でシフト制で柔軟な働き方ができます。東京都での勤務を検討している方はぜひ下記より詳細を確認してみてください。

fl Notis(フルノーティス)の募集要項を見てみる

副業・週末サロンで活用する場合

本業を持ちながら副業として資格を活用する方法も人気があります。平日は会社員として働き、週末や平日夜に自宅やレンタルスペースで施術を行うスタイルは、リスクを抑えつつ追加収入を得られるのが魅力です。ドライヘッドスパの資格は設備投資が少なく、ベッドやリクライニングチェアがあれば施術を始められるため、副業としてのハードルが低いと言えます。

開業する場合

資格取得後に独立開業する方法は、自由度が高く、収入面でも大きな可能性があります。自宅の一室をサロンに改装したり、テナントを借りて店舗を構える方法があります。たとえば、睡眠改善に特化したドライヘッドスパサロンや、髪質改善と頭皮ケアを組み合わせたウェットスパ専門店など、差別化されたコンセプトは集客力を高めます。

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